日本電気硝子結晶化ガラスナトリウムの

■平成29年12月20日(水) 第17993号

=イオン二次電池室温駆動に成功=

 【全県】 日本電気硝子(株)(大津市 松本元春社長)はこのほど、結晶化ガラスを正極材に用いた全固体Naイオン二次電池を試作し、室温駆動に成功した。同素材を使った成功例としては世界初となり、先の第58回電池討論会(福岡国際会議場)で発表された。
 現在、高性能二次電池の主流である、有機系電解液を用いたリチウムイオン二次電池では、異常発熱による発火事例が報告されており、安全性の問題が指摘されている。その解決策として、電解質に可燃物を使用しない全固体リチウムイオン二次電池の研究が注目されているが、電極と電解質間のイオン伝導性や大気中での安定性などが課題となっており、実用化には至っていない。また、希少金属であるリチウムを材料にするため、原料供給の不安定性も懸念されている。 
 同社は特殊ガラスメーカーとして、優れた特性を持つさまざまなガラスを開発してきており、これまでに蓄積した技術の応用から、今回の室温での駆動に成功したもの。
 同社では今後も従来の課題を解決する次世代の二次電池の実現に注力していく、としている。なお製品に関する問い合わせは同社技術統括部技術企画部(TEL077・537・1312)へ。


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