【寄稿】滋賀県議会議員 井阪 尚司

■平成29年12月10日(日) 第17985号

=県政NOW 滋賀県から国へ提案と要望(施策・予算)=

    井阪氏

 今、12月議会が始まっています。次年度予算案は3月議会で審議されますが、この時期は、行政の各部課で次年度事業に向けた予算等の企画を立案中です。一方で、毎年11月になると、県や市町が国に対して施策と予算に関する提案や要望をされます。実は、この内容を見ると、地方公共団体が次年度に取組みたい重点項目が分かるのです。
 滋賀県は、「滋賀県基本構想」と「人口減少を見据えた豊かな滋賀づくり総合戦略」に基づき新しい豊かさを実感できる滋賀の実現を目指すとともに、貧困や格差解消などをめざす国連の「持続可能な開発目標」(SDGs)を通して社会の課題解決と「誰一人取り残さない」持続可能な滋賀づくりを進めたいとしています。
 これを受けて滋賀県は、平成30年度に向けた「国の施策および予算に関する提案・要望」を24項目にまとめています。さらに、「琵琶湖の保全および再生についての提案・要望」が13項目あります。それぞれの要望・提案の各項目には、SDGsの17の行動目標のどれと関連しているのかが明示されており、現代社会の課題解決と未来社会の創造に向けた滋賀県としての約束の具現化を図ろうとしていることは注目するところです。
 例えば、提案・要望9「エネルギー政策の推進」では、(1)「原発に依存しない新しいエネルギー社会の構築」、(2)「地域主導によるエネルギーシフトに向けたローカルイノベーションの創出支援」がありますが、SDGsとの関連では、地域資源を活かした再生可能エネルギーの拡大に寄与(目標7)、包摂的かつ持続可能な移住計画・管理の能力強化に寄与(目標11)、気候変動の緩和に関する制度機能等の改善に寄与(目標13)があげられています。他にも、提案・要望16「農業農村整備事業」では4項目(飢餓をゼロに、安全な水とトイレを世界中に、産業と技術革新の基盤をつくろう、パートナーシップで目標を達成させよう)がSDGsと関連、提案・要望18「日本の活力につながる「滋賀」の道路整備」では、3項目が関連として明記されています。
 一つ一つが重要な内容だけに、着実に実行されるよう県議会議員としても国に働きかけていきたいと思います。




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