33年前の「日野町事件」冤罪問題考える講演会

■平成29年12月1日(金) 第17977号

=あす2日大津で開催へ=

 【日野】 アムネスティ・インターナショナル日本/大津・坂本グループは2日午後2時から、大津市生涯学習センター(同市本丸町)で、「日野町事件」を取り上げた、冤罪(えんざい)問題を考える講演会を開く。講演者は日野町事件の弁護団を務めた弁護士の小原卓雄氏で、参加費は500円。
 日野町事件とは、33年前の1984年12月末に蒲生郡日野町の「ホームラン酒店」の女性店主が殺害され金庫が奪われたもので、捜査は難航したものの、1988年3月に、店の常連客であった阪原弘さんが逮捕された。同氏はいったんは犯行を自白したものの、裁判では一貫して無罪を主張。しかしアリバイがなかったことから一審(大津地裁)で無期懲役、二審(大阪高裁)でも同様の判決が下され、2000年に最高裁で上告を棄却され無期懲役が確定した。翌年本人が再審を請求したものの2006年に大津地裁に棄却され、即時抗告を行ったが、広島刑務所で服役中に病状が悪化し、2011年3月に広島市内の病院で死去した。このため再審請求は打ち切られたが、翌年遺族が第2次再審請求を行っており、現在に至る。来年の前半には再審請求についての判断が明らかにされることが予想されている。
 このように、日野町事件は自白の内容と証拠が一致しないなど、冤罪が強く疑われるものであり、日本弁護士連合会も「袴田事件」と同様に支援を行っている。今回の講演では、小原卓雄弁護士が事件の全容を解説し、冤罪の問題を考えるもの。
 問い合わせは主催グループのメンバー池田さん(TEL077・522・5415)まで。


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