【寄稿】滋賀県議会議員 木沢 成人

■平成29年11月19日(日) 第17967号

=県政NOW 自動運転の未来=

    木沢氏

 去る11月11日、「道の駅『奥永源寺渓流の里』を拠点とした自動運転サービス実証実験開始式」に来賓出席し、式後には試乗走行を体験致しました。これは、過疎化や高齢化が進む中山間地域における、人・モノを含めた公共交通確保のため、国土交通省が本年度より始めた社会実験で、道の駅を拠点としているのが特徴です。地域指定型として、全国5か所が選定され、道の駅「奥永源寺渓流の里」がその一つとして選定されました。
 20人乗りの小型バスタイプ車両を使用し、あらかじめプログラムされたルートを、GPS(衛星測位システム)、磁気マーカ、ジャイロセンサーにより自動車の位置を特定し、LIDARと呼ばれる光を用いたレーダーにより、障害物を検知しながら走行するもので、自動運転の技術段階ではレベル4と呼ばれる段階に対応しております。
 11月13日から17日にかけて、道の駅を発着点に、日本コバ登山口、黄和田口、政所高橋、政所、喜の花工房前の計6箇所の停留所を経由する往復4.6kmのルートで、一般乗客を乗せた走行実験が行われ、このうち14日には、全国に先駆けて、運転手が運転席に不在(但し車内には乗車)状態での走行実験も実施されました。
 技術的には、日本を含め世界各国でかなりのレベルに達している自動運転技術ですが、課題もまだ残されています。日本も批准しているジュネーブ道路交通条約では、その第8条1項で「車両には運転者がいなければならない」、同5項では「運転者は、常に、車両を適正に操縦し」と定められ、更に第10条では「車両の運転者は、常に車両の速度を制御し」と定められています。同条約に基づく日本の道路交通法にも同種の規定があります。現在、規定の解釈変更や改正を含め、国際的に議論が進められておりますが、この辺りをどう決着するかが一つの大きなカギとなります。
 いずれにせよ、未来の様々な可能性を秘めた自動運転技術&サービス、県議会としてもその動向を注視し研究を深めて参ります。



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