郷土写して半世 八日市フォトクラブ

■平成29年11月12日(日) 第17961号

=発足は街角のカメラ店で きょうまで作品展、八日市図書館=

昭和43年の第1回写真展を報じた滋賀報知新聞を手にする代表の大谷さん(左)、発足時の代表の小嶋さん(八日市図書館)

 【東近江】 写真愛好家でつくる八日市フォトクラブ(会員38人)は、今年で活動50年を迎えた。半世紀にわたり高めあった技術とセンス。それは街角のカメラ店から始まった。東近江市立八日市図書館2階で12日まで開催中の写真展には、設立時のメンバーも集まって昔話に花を咲かせた。


八日市図書館2階で開催中の写真展

 昭和42年(1967)、立春とは名ばかりの冷たい風吹く中、当時20代だった小嶋高さん(73)は、よく出入りしていたほんまち商店街近くのカメラ店に「写真クラブ会員募集」のビラを貼った。
 春頃には20人ほど集まり、さっそく同店2階の座敷を借りて初顔合わせをした。正式な発足日は、「写真の日」にちなんで6月1日。会長には、最年少の小嶋さんが発起人という理由で就任した。
 やがて会員数が増えて手狭になったカメラ店2階から近くの八日市公民館(現在の八日市コミセン)へ移り、翌年7月には第1回写真展が同公民館の大広間で開かれた。
 小嶋さんにとって待ちに待った展覧会だったはずだが、不思議なことに「当時のことはあまり覚えていない」という。しかし、当時の作品展を報じた滋賀報知新聞の切り抜きは、今も大切に保管している。
 現在も続く同クラブの活動は、技術を勉強する月例会と年間2―3回の撮影会、そして作品発表の場である写真展など。以前の撮影会は厳寒期でも実施していたが、会員の高齢化を考慮して近年は避けている。
 15年代表を務める大谷洋史さん(67)は「次の世代に向けてますます勉強を重ねたい」と意欲をみせるとともに、「若い人にも、カメラで撮った写真を作品にする楽しさを知ってほしい」と話している。
 なお、開催中の写真展には、幻想的な自然美や子どもたちのほのぼのとした情景、迫力あるスポーツ写真など67点が展示されている。午前10時から午後5時まで。無料。



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