床下浸水、土砂災害など発生 東近江市内の台風21号被害

■平成29年11月2日(木) 第17952号

=農業施設は61か所 6798人に避難勧告=

漆喰壁が破損した弘誓寺の本堂(重要文化財)

 【東近江】 東近江市は先月30日、台風21号による市内の被害状況(10月27日現在)を発表した。
 それによると、強風で屋根が大きくめくれた被害は、今崎町1件、小脇町3件の計4件で、床下浸水は、蛇砂川からの越水による今堀町13件と中野町4件のほか、山からの雨水流入による永源寺相谷町1件、五個荘清水鼻町1件の計19件だった。
 土砂災害では、建部瓦屋寺町の住宅背後の山から土砂が、民地と市道に厚さ7―10センチ、長さ100メートルにわたって流入し、同市は重機を使って23日〜25日の3日間かけて除去した。
 農林業関係では、61か所(9・4ヘクタール)のビニールハウスなどに被害があったほか、風で倒れたり、冠水した農作物は、水稲0・6ヘクタール、豆類248ヘクタール、野菜8・95ヘクタール、そば8ヘクタールの計265・55ヘクタールに及んだ。
 林道は、御池線(君ヶ畑町)、堂の後線(高野町)など15か所、総延長177メートルで法面崩れが発生し、被害額は推定で約6400万円に上った。
 文化財関係では、弘誓寺(五個荘金堂町)の本堂(重要文化財)漆喰壁が縦0・9メートル×横2・5メートル、縦0・65メートル×横1・9メートルの2か所で剥離した。
 また強制力はないが、災害発生の恐れを受けて避難を勧める「避難勧告」は、22日夜から23日未明にかけて、31地区の2402世帯、6798人に発令されたが、実際に避難したのは、夜中の発令ということもあって33世帯79人だった。


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