衆院4区 共・自・希の3候補、第一声で熱い訴え

■平成29年10月12日(木) 第17934号

=投票日までの論戦スタート 憲法、地方創生、政治姿勢など=

 【近江八幡】 衆院選(22日投開票)が10日公示され、滋賀4区(旧湖東・愛東町を除く東近江市、近江八幡市、甲賀市、湖南市、日野町、竜王町)では、市民団体と3野党の統一候補である共産新人の西沢耕一候補(39)、自民新人の小寺裕雄候補(57)、希望新人の徳永久志候補(54)が立候補の届け出を済ませたあと、それぞれの事務所前で出陣式を行い、22日の投票に向けて論戦がスタートした。
 共産新人の西沢候補は、近江八幡市堀上町の選挙事務所で行われた出発式で「安倍政権の5年間を問う。秘密保護法、安保法制、共謀罪、どれも採決強行。審議せずに冒頭解散、権力の横暴、政治の私物化。絶対に許してはならない」と声を上げた。「強調したいのは憲法。9条を変えて良いのか、初めて正面から問われる選挙」と市議や支援者約100人の前で、9条改正反対の姿勢を強調した。
 また「消費税8パーセントに上げて消費が冷え込んでいる。社会保障(年金)も下がった。介護保険料は上がった。給料は上がらないなかでの10パーセント増税。私たちの暮らしが見えていない証拠。絶対中止」と訴えるとともに、若者の雇用問題にも言及した。
 自民新人の小寺候補は、同市桜宮町のショッピングセンター隣りの選挙事務所前で出陣式を行い、支援者約300人が駆けつけた。
 第一声で小寺候補は、課題として北朝鮮の相次ぐミサイル発射への対応や憲法改正の動きに触れるとともに、3期10年の県議経験に基く政治姿勢として、「ぶれずに日本を守る、そして何より地方創生」とアピールし、地方への思いを語った。
 さらに「この(政治の)世界に入って、農業問題に心を向けてきた」と述べ、近畿有数の農業生産高をもつ第4選挙区の特性を踏まえて、「農村が市街地を囲んでいる。だからこそ農村が、農村の経済を維持することで地域を活性化させたい。それが私の目指す地方創生のかたち」と訴えた。
 希望新人の徳永候補は、同市出町の第一声で約150人の支持者を前に、「安倍政治を終わらせるこの一点に特化する」と声を振り絞った。森友学園への国有地払い下げについて「税の使い道はあれでいいのかというのが問題の本質」と指摘し、加計学園問題も「学園の理事長は総理の腹心の友ということで忖度(そんたく)されたのではないか」と疑問視した。
 争点とされる消費増税の使途については、「国会で議論してしかるべきなのに、国会を開くこともなく冒頭で解散してしまった」と語気を強め、「権力の私物化」と批判した。
 希望からの立候補を「信念は曲げていない」と述べ、「健全な2大政党制をつくって自民に代わる選択肢を提示する」と支持を求めた。


西沢候補(近江八幡市堀上町)
小寺候補(近江八幡市桜宮町)
徳永候補(近江八幡市出町)

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