重要無形民俗文化財の『ずいき祭』9日

■平成29年10月2日(月) 

=野洲市の御上神社 里芋の茎でつくったずいき御輿を奉納

全国的にもユニークな「ずいき祭」

 【野洲】 野洲市三上の御上神社で9日午前11時から「ずいき祭」が行われる。五穀豊穣を感謝して、里芋の茎で作る「ずいき御輿」を奉納することからこの名前で親しまれており、毎年体育の日に催されている。
 同祭りは相撲神事を主体とした祭りで、御輿の正面に土俵を作り、木彫りの人形を飾る。
 1561年から今日まで祭礼記録が残されており、470年以上の歴史と伝統を持つことから、2005年2月に国の「重要無形民俗文化財」に指定された。祭り当日の5日前からさまざまな神事が行われる。
 祭りの前々日〜前日にかけては、ずいき刈りとお菓子盛りが行われる。各自治会の畑で御輿に用いる上質な芋茎(ずいき)を刈り取り、各自治会館で御輿作りを行う。お菓子盛りでは、栗で作った土俵に木彫りの角力猿の人形を置き、ずいきの鳥居を立てる。
 当日のずいき祭は午前10時から、地域の当番宅より御輿が出発し、神社に向かう。御輿は到着した後、楼門前に並べられて、お祓いを受けた後に拝殿にすえられる。そして午前11時から祭儀が行われていく。5基の御輿がそろう景観は見事なものと言われている。
 当日午後7時からは芝原式の儀式が行われる。かがり火と提灯のあかりのもと、無言の中で厳粛に行われる神事。その中には勝敗を決めずに行われる子供相撲の取り組みもある。かけ声とともに腕を組み合せる神事として奉納され、祭りの締めくくりとなる。
 同祭り保存会では「伝統ある祭りであるとともに、地域が力を合わせる町づくりの一環でもあります。ずいきで作る珍しい御輿が並ぶ壮観なようすをぜひご覧ください」と話している。
 祭りの問い合わせは、保存会役員の市木さん(TEL090・9708・5656)まで。
 また、本殿が国宝に指定されている御上神社は来年遷座1300年を迎えるのを記念し、野洲市歴史民俗博物館では7日〜11月19日まで、企画展「御上神社の歴史と文化」を開催する。月曜日と10月10日は休館するが、9日は開館する。入館料は大人200円、高校、大学生150円、小中学生100円。


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