日野町中山の芋競べ祭り

■平成29年9月12日(火) 第17909号

=西の方が長く「豊作」今年から日曜祭りに変更=

「じょうじゃく」でのらりくらりと芋の長さを測る芋競べ祭り

◇日野
 日野町中山の熊野神社で3日、約800年続く奇祭「近江中山の芋競べ祭り」(国指定重要無形民俗文化財)が行われた。
 同地区の東谷と西谷の2集落が育てたサトイモの茎の長さを競い、その年の作物の豊凶(ほうきょう)を占う祭りで、今年は「豊作」とされる西の芋が長いとの判定が下された。
 これまで9月1日の平日に行われていたが、近年祭りに携わる人が減ったことから今年から9月の第1日曜日に変更された。
 早朝、東西の集落が収穫した自慢の芋の茎を太い孟宗竹(もうそうちく)に結び付けて熊野神社に奉納。
 午後1時からの神事の後、白装束にかみしも姿の東と西の山若(18歳以上の男子)7人が、同神社から約600メートル先の野神山の祭場に芋の茎を運んだ。
 酒宴が古式豊かに繰り広げられたあと、「芋競ベ」が始まった。山若が酒に酔い、足元がもたつきながらユーモラスな格好で「じょうじゃく」と呼ばれる物差しを使って茎の長さを測るものの「一丈も二丈も三、四丈も長ごう打ちましてござる」と互いに譲らずのらりくらりと繰り返すばかり。
 やっと4度目で東が「東の芋は西の芋よりわずか、目に見えんばかり短こうございました」と負けを認めた。


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