死者ゼロへ 死亡事故5件全てが高齢者

■平成29年9月7日(木) 第17905号

=小中学生が作文で訴え=

地域住民など300人以上が出席した会場―能登川コミュニティセンター―

◇東近江
 21日からはじまる秋の全国交通安全運動を前に、能登川地区内52自治会で構成される能登川交通安全会主催の「2017年度能登川交通安全推進大会」が2日、能登川コミュニティセンターで開かれた。300人を超える地域住民や関係者が集まり、日々の交通安全を再確認した。
 地域住民一人ひとりが交通社会の一員としての自覚を高め、正しい交通ルールとマナーを身につけ、交通安全意識の高揚に努めてもらおうと、早朝の呼びかけ運動など交通安全推進に取り組んでいる同会が1970年に発足して以来、毎年開催している。
 南川喜代和副市長をはじめ、県議や市議らが来賓で出席。あいさつで小島敏秋会長は「車の性能や道路の整備が進んでいるが、交通事故はなくならない。この大会で、人ごとではなく自分自身の問題として考えてもらいたい」と呼びかけた。
 大会では、能登川地区各小中学校の代表から交通安全作文発表も行われた。自身や家族が交通事故に遭ってから、生活環境や家庭内の雰囲気が一変したことが伝えられたほか、「時間や心に余裕を持ち、思いやりを持つこと」「高齢者が安心して移動できるように、ちょこっとバスなどの公共交通機関の充実」「飛び出し、信号無視、ながらスマホの徹底した禁止」などの対策も提案し、交通事故死ゼロを掲げて切実な思いを訴えた。
 東近江警察署によると、先月末現在で、管内の事故発生件数が275件(前年比マイナス65)、負傷者347(前年比マイナス113)と前年に比べ減少傾向にあるが、前年比プラス1の5件の死亡事故が発生している。全てが65歳以上の高齢者であった。
 署員による講演では、実際に起きた死亡事故をもとに「薄暗い早朝や夕方での運転、交差点横断の注意」「少しの車移動でもシートベルト着用」などを注意喚起し、参加者は自身の注意と今後の啓発に役立てた。


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