古刹と現代絵画が融合 文化発展に衝立を寄贈

■平成29年9月6日(水) 第17904号

=東近江市金堂町 弘誓寺=

36畳の大広間を仕切る寄贈された衝立

◇東近江
 本堂が国の重要文化財に指定されている弘誓寺(東近江市五個荘金堂町)に、画家で国画会員の石井豊太さん(大津市在住)の作品をはめ込んだ衝立(ついたて)がこのほど、寄贈された。
 弘誓寺では、地域の文化活動に取り組む市民グループ文挙の会主催の「抽象画展」が毎年秋に開かれており、石井さんの作品をはじめ、県内外の著名作家の作品が本堂に並び、古刹と現代絵画の意外な組み合わせが好評を呼んでいる。
 衝立の寄贈は今回で4つ目。今年で13回目を迎える抽象画展当初から、石井さんと交流のある檀家(だんか)が衝立を作成した。
 縦90×横180センチメートルの作品2つを合わせた衝立は、イタリアのシチリア島にある遺跡を表現したもので、見渡す限りの青い空とその下に広がる遺跡の白、緑の草原、地中海のグレーが見事なコントラストで描かれている。本堂近くにある36畳の大広間用に作られ、心地よい空間を生み出している。
 住職の那須和範さんは「すばらしい。紅一点かつ古い建物を引き立ててくれる。由緒ある良さを改めて感じさせてくれるものとなりました」と感謝した。
 抽象画展は、時代絵巻行列などで賑わう9月24日開催の「ぶらっと五個荘まちあるき」に合わせて、16日から24日まで開かれる。入場無料。16日には、邦楽演奏会や出展作家のギャラリートークが開かれ、衝立は24日のみ一般公開される予定。


関連記事

powered by weblio




同日のニュース