水道原水カビ臭対策

■平成29年9月5日(火) 第17903号

=東近江市など4市町給水分=

東近江市など4市町19万人に給水する馬淵浄水場


◇県
 県企業庁は今年5月から、琵琶湖の水道原水から発生するカビ臭を除去するため、東近江市など4市町に給水する馬渕浄水場(近江八幡市)で粉末活性炭を投入している。同庁は「原因となるプランクトンの測定値は収まりつつあるが、天候に左右されるので今後も注視していきたい」としている。

 馬渕浄水場は近江八幡市長命寺町沖合2キロから原水を取水し、東近江・近江八幡・日野・竜王の4市町の約19万人に給水している。
 カビ臭対策で活性炭を投入しているのは、馬渕浄水場のほか野洲市の吉川浄水場。馬渕浄水場でこれまでカビ臭が発生することはほとんどなかった。
 しかし、昨年夏は水温が高かったことや、降水量が少ないなど、プランクトン発生の条件が重なったことから異臭が発生した。このため10月下旬までに東近江地域の住民から約1000件の苦情が寄せられた。
 今年初めてカビ臭を確認されたのは5月25日で、臭気除去対策として粉末活性炭の投入を始めた。その後も継続されたが、7月に入って住民から苦情が数件寄せられ、8月中旬に20件程度あった。
 臭気の原因物質は、昨年と同じ植物性プランクトン「2―メチルイソボルネオール(2―MIB)」で、飲用しても健康への影響はない。水道原水における1リットル当たりの濃度は、水道法の基準値(0・000001ミリグラム以下)3倍の約0・000003ミリグラムだが、処理した浄水は基準値をクリアしている。
 発生の原因について担当者は、「水温が高い状態が続けばプランクトンが発生しやすい。しかし、今年はまとまった降水があるので、昨年と比べて臭気の原因となる植物性プランクトン発生は抑えられ、臭気もおさまりつつある」としている。
 なお、飲用で使用する際、水道水のにおいが気になる場合は、やかんや鍋でふたをせずに5―6分


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