ネット人権侵害の現状

■平成29年9月5日(火) 第17903号

=五個荘地区人権のまちづくり協議会 リーダー研修会=

インターネットコミュニケーションの現状報告と対策を伝える教育推進委員の桜さん―五個荘コミュニティセンター―

◇東近江
 五個荘地区人権のまちづくり協議会(河村栄一会長)が開く、リーダー研修会がこのほど、五個荘コミュニティセンターで開かれた。

日々変わる子どもたちの環境
「なんとかしてくれる大人」に


 第1回目となったこの日は「実例から学ぶ、インターネットから起きる人権侵害」と題して、元兵庫県警委嘱サイバー犯罪防犯センター職員で、現在は子どもたちの学習支援や人権教育、キャリア教育に力を注ぐ湖南市教育推進委員の桜直美さんが弁を奮った。会場には地域住民75人が出席し、インターネットコミュニケーションなどの普及で日々変化するネット人権について学んだ。
 講演では、無料電話や写真の共有、文字による会話が簡単にできるスマホアプリ「LINE(ライン)」など、子どもたちが何気なく使っているスマホやゲーム機などが引き起こす深刻なコミュニケーショントラブルの危険性と注意点を、県内で起きた実例を元に作ったストーリーで紹介。ストーリーでは仲の良かった3人が、ネット上での思い違いや投稿写真の流出などが生じて、それぞれがイジメやストーカーの被害に遭ってしまう。
 桜さんは「安易に写真や個人情報をネットに載せない」など、暴行や自殺につながった事件を並べながら、無意識に相手の人権を傷つけやすいネットでのやりとりに注意を促した。子どもたちでは収拾がつかなく、大人ができる対策として「その声をしっかり拾うこと。怒らず、伝えれば何とかなるかも知れないと思われるような大人でいること」とアドバイスを送った。
 また、インターネットの普及と同時に部落差別問題などの拡散にも注意を呼びかけた。


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