【寄稿】滋賀県議会議員 加藤 誠一

■平成29年9月3日(日) 第17902号

=県政NOW 防災の日に=

    加藤氏

 8月7日から8日の未明にかけて台風5号が滋賀県内を通過しました。長浜市大井町の姉川切りとおしからの溢水で床上床下16戸の浸水被害が発生しました。愛知川も御在所地先での最大時間雨量86mm、日雨量513mmと、記録的短時間大雨情報が発表される猛烈な雨で、永源寺ダム満水による放流によって愛知川沿線の集落に避難勧告が発令されるなど、緊張が走りました。対応に当たられた自治会役員の方、関係機関の方々の対応で幸い大事に至らなかったものの、河川内では堤防の一部が崩れるなどの被害もありました。
 国の災害査定をはじめ一刻も早い復旧工事が実施されるよう県議会でも取り上げていきたいと思っています。
 さて、9月1日は「防災の日」で前後が防災週間です。大正12年9月1日に発生した関東大震災に由来して制定されましたが、例年8月末から9月はじめは、台風の襲来が多いとされる二百十日にあたり「災害への備えを怠らないように」との戒めも込められているようです。防災の日を中心に毎年、各地で防災訓練がおこなわれますが、参加者は何分後に何を実施するか決められ、何分後に火災発生、初期消火、避難誘導など、あらかじめ定められたシナリオに沿った行動による防災訓練が多いのではないでしょうか。災害は訓練で想定していた通りに発生するのではなく、むしろ想定しない事態が発生することが多いことからも、防災訓練の在り方も体験型にくわえより実践型、シナリオのない訓練も必要ではないかと思います。
 私の住む自治会(南須田町)も毎年7月に防災訓練を行っています。今年は、例年の消火施設の点検と放水訓練に加えて、日赤奉仕団のみなさんにご協力いただき炊飯専用の袋(ハイゼックス)を使った炊き出し訓練も実施しました。今回の台風5号による豪雨と避難勧告発令をふまえ、避難勧告時の気象(雨天)なども想定した実際の行動訓練など、より現実的な訓練(災害時の備え)の必要性を防災の日に思った次第です。




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