昭和レトロなうちわ 31日まで 観峰館

■平成29年8月6日(日) 第17878号

=老舗商店や戦時下のもの 時代追う150点を展示=

当時の世相や生活を描いたうちわなど150点を展示

 大正時代から昭和前期に出回っていた昔懐かしいうちわを展示した「昭和レトロなうちわ」展が、観峰館(東近江市竜田町)の書院展示室で開かれ、来場者の心を癒している。
 華やかな美人や役者絵が描かれたりと、浮世絵の影響などで一般的に普及し始めたのは江戸時代、明治時代から広告用として活用されてきたうちわ。
 展示しているのは、大正時代以降、地元商店の宣伝用に配布されたもので、綺麗な状態で残った実物や写真約150点を展示。今では少なくなった竹の骨組みに、表面には、袴や洋服でバイオリンを弾く少女や水着を着た女性、有名映画女優を写したものなどが描かれ、当時の流行が色濃く反映されている。裏面には今も続く商店や事業所の名が印刷されているのも確認でき、鑑賞がより一層楽しめる。
 また、戦意高揚をイメージした戦時下に配られたうちわも紹介し、「武運長久」や防空訓練の様子など、当時の世相や生活を表す文字やデザインが細かく表現されている。
 そのほか、有名百貨店が当時活躍していた画家に製作を依頼して作った大うちわや、京都の舞妓が得意先に配布していた貴重なうちわも展示。古来から大衆間で親しみ続けているうちわから、時代の移り変わりが見て楽しめる展示となっている。
 31日まで開催(午前9時半〜午後5時)。期間中、手描きうちわ作りや昔の文字が体験できる「夏休み子ども博物館」も開いている。入場料は500円(高校生・学生300円、中学生以下無料)。月曜日休館。
 問い合わせは、同館(0748―48―4141)へ。


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