【寄稿】滋賀県議会議員 井阪 尚司

■平成29年8月6日(日) 第17878号

=県政NOW 滋賀国体の「ロマンとそろばん」=

    井阪氏

 先日、2024年に開催予定の「第79回国民体育大会・第24回全国障害者スポーツ大会」滋賀県開催準備委員会第5回総会が開かれました。役員と委員で総勢344名の大組織です。まず、かわいい大会マスコットキャラクターが紹介されました。琵琶湖の固有種ビワコオオナマズをモチーフにしたお馴染みの「キャッフィー」に、2才年下になる「チャッフィー」が加わりました。人の心をキャッチするという意味が込められているそうで、湖国への愛着を伝えてくれる人気者になりそうです。
 さて、大イベントを開催するにあたっては、大会の目的、予算、対費用効果などをたえず振返りながら進めていくことが重要です。すでに、滋賀国体には、施設建設費や運営費、選手強化費などで、総額450億円を超える予算が必要とされていますが、未定分を含めると500億円を超えそうなのです。
 主な内訳は、主会場となる彦根総合運動公園の整備(施設整備、軟弱地盤強化対策、プール等解体、用地補償など)に約200億円が必要です。新県立体育館建設費(建設工事、基盤造成、用地など)に約94億円、大会開催経費に約67億〜70億円、競技力向上対策費に約30億〜35億円、市町競技施設整備補助費として約19億円が見積もられており、これだけで約430億円にもなります。さらに、未定のプール新設整備費70億円や漕艇場改修費4〜8億円、人員体制整備費15億円、新設プールの運営費が毎年3億円を含めると、国体関連だけでも大変な巨額になります。他にも、全国植樹祭4〜9億円、琵琶湖ホール大規模改修80億円、希望が丘文化公園改修などが目白押しです。
 国体開催の基本方針に、スポーツを楽しむ環境づくり、健康・体力の保持増進と競技力の向上、障害のある人の社会参加を掲げており、大会を通して滋賀の活力を高め、持続可能な共生社会の実現に繋げていくとしています。みんなが幸せになる目的(ロマン)になるための財政支出(そろばん)かどうか、しっかりとチェックしていきたいと思います。




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