【寄稿】滋賀県議会議員 高木 健三

■平成29年8月8日(火) 第17879号

=県政NOW 「アユについての思い」=

    高木氏

 琵琶湖の重要資源であるアユは琵琶湖八珍の一つで、六月十四日の新聞にも掲載されておりましたが、昨年秋に、平年の二倍を上回る二百十四億粒の産卵があったにもかかわらず、昨年十二月一日のアユ漁開始当初から極めて低調に推移し、本年四月下旬までの五ヶ月間の鮎苗の漁獲量は平年の約二割と、過去に経験した事のない著しい危機的な不漁と聞いております。私も、琵琶湖八珍を中心とした淡水魚は好物で、例年ならアユの子ヒウオ(氷魚)と言って、最も小さい透明なアユを寒い時期に購入したり、早くから生のアユを購入し、自宅でしょうゆ煮をして楽しんでおります。今年は氷魚が入らず残念でしたが、生のコアユは六月後半から頂いております。コアユは新聞によれば、多くは湖中で生活を続ける性質があり、成魚になっても十cm程度にしかならないことから「コアユ」と呼ばれているそうです。今年の不漁の原因は、現在のところ判明していないと聞いております。外来プランクトンのミクラステリアスが、昨年秋から冬にかけて大繁殖したことで、アユの餌となる動物プランクトンに影響があったとの推察もあります。また、植物プランクトンの増殖のためか、漁網の汚れが酷いとの指摘があり、水産関係者からは、琵琶湖の生態系に重大な異変が起きているのではないかと心配の声が聞かれています。アユをはじめ、琵琶湖の大切な恵みである水産資源をしっかり回復させる為に、県として、
(1)水産金融対策費として補正予算額四千八百三十三万二千円を計上し、特別融資制度を創設。
(2)多様で豊かな湖づくり推進事業として補正予算額三千八十五万五千円を計上し、次年度のアユ資源確保のため、人口河川に追加放流等を実施―などの緊急対策を打ち出しています。
 私も、琵琶湖漁業の回復・推進にしっかりと取組んで参りたいと思います。




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