2016年度 高校生の就職試験での不適正質問

■平成29年7月16日(日) 第17861号

=件数は前年度比半減の40件 家族構成や愛読書、尊敬する人物など=

◇県
 県教育委員会はこのほど、2016年度における高校生の就職試験での不適正質問についての調査内容をまとめ、公表した。
 高校卒業予定者の採用については、県進路保障推進協議会(行政機関や関係諸団体で構成)が、公正な採用試験を企業などに働きかけてきたが、現在も就職差別につながるおそれのある不適正質問があり、本人の適正と能力を基準とした採用選考が行われる上で課題が残されている。
 調査は、就職試験を受験した生徒延べ2558人を対象に実施された。不適正質問をした企業は、生徒が受験した854社のうち37社(前年度65社)で、全体の4・3%(同7・4%)だった。
 不適正な質問は40件(同76件)で、内訳は本人に責任のない事項や身元調査につながるおそれのあるもの23件(家族構成・状況10件、住所9件、家族の職業・学歴3件、本籍地・出生地1件)、本来自由であるもの17件(愛読書8件、尊敬する人物9件)となっている。
 調査結果について県教委は「不適正質問をした企業などの数、件数ともに前年度より大幅に減少しているが、同じ項目の不適正質問が毎年続いている実態や、ここ数年採用選考をしていなかった企業が不適正質問を行っていることから、公正な採用選考に対する企業などの認識が十分であるといえない。よって、今後も公正な採用選考が行われるように、さらに理解を求めていく必要がある」としている。


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