特別陳列 観音信仰の世界

■平成29年7月10日(月) 

=安土城考古博物館=

展示されている貴重な鴨田遺跡出土巡礼札

◇近江八幡
 安土城考古博物館の特別陳列「観音信仰の世界」が開かれている。9月3日まで。
 観音菩薩(観世音菩薩)は、時代や地域を越えて広がった信仰で、現代では西国三十三所の霊場巡りや湖北地方に数多く散在する十一面観音立像等で一般によく知られている。
 展示では、これまで紹介する機会がなかった館所蔵の絵画や彫刻、巡礼史料等、貴重な文化財35点を一堂に集め、その歴史的背景や価値を解説している。


追善法要の本尊となる十三仏の仏画

 展示品の中には、室町時代の県内遺跡から出土した木札(鴨田遺跡出土巡礼札)は、修行僧等が参詣(さんけい)した寺院の柱などに打ち付けた巡礼札(納札)で、霊場めぐりの「札所」の語源と言われている。巡礼札は、一定期間が過ぎると廃棄されていたことから現存するものとしては最古級で貴重な文化財となっている。
 また、「初七日」や「四九日」、「一周忌」などの追善法要で本尊とされる観音を含む十三の仏を配列した仏画など、興味深い史料も並べられている。
 関連行事として8月16日に「観音さん―観音菩薩の信仰と美術―」、9月3日には「西国三十三所観音巡礼の世界」をテーマにした講座が開かれる。時間はいずれも午後1時半から同3時まで。定員各140人(当日先着順)、参加費200円。問い合わせは、同博物館(TEL0748―46―2424)へ。


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