周航の歌 100年歌い継がれてきた魅力

■平成29年7月3日(月) 

=それは「偶然の出会い」だった=

琵琶湖周航の歌を参加者全員で大合唱した記念式典(高島市民会館)

◇高島
 琵琶湖周航の歌100周年記念式典(県などの主催)がこのほど、誕生の地である高島市今津町で開催され、参加者約600人が節目の年を祝った。
 この中で琵琶湖周航の歌研究家の元NHKアナウンサー、飯田忠義さん(78)は、琵琶湖周航の歌の誕生秘話として、歌詞とメロディーの偶然の出会いによるものだったことを紹介した。
 作詞した小口太郎は当時、別のメロディーを用意していたが、友人が当時流行していた吉田千秋作曲の「ひつじぐさ」にのせて歌ったところ、若者たちの心をつかんだ。ところが小口氏は当初、「不満だった」という。
 しかし、その「偶然」が、歌い継がれる魅力となった。飯田さんは、仏教的な歌詞によって人生をうたい、さらに原曲の「ひつじぐさ」は作者の吉田千秋がキリスト教に傾倒し賛美歌の色彩が濃いことから、「歌い終わったあと、心がいやされる」と語った。
 最後に、「周航の歌を歌いながら、琵琶湖をこれからどう守るのか、そのため自分がどんな行動ができるのか考えて、いつまでも歌い継いでほしい」と願った。
 式典ではこのほか、びわ湖ホールアンサンブルと地元合唱団、会場の参加者が琵琶湖周航の歌を大合唱し、母なる湖に思いを寄せた。


関連記事

powered by weblio




同日のニュース