「琵琶湖周航の歌」誕生100年

■平成29年6月29日(木) 第17846号

=京大ボート部OB、歌詞6番長命寺に=

長命寺港にある歌碑前で「琵琶湖周航の歌」を熱唱する京大ボート部OBらの一行

◇近江八幡
 「琵琶湖周航の歌」の誕生100年を祝い、旧制第三高等学校(現・京都大学)ボート部の往時の航路をたどる「なぞり周航」の最終日の27日、京都大学ボート部OBらの一行は、歌詞6番に登場する長命寺(近江八幡市)の歌碑を訪れ、地元住民による温かい歓迎を受けた。
 「琵琶湖周航の歌」は100年前の6月28日、旧制三高ボート部の小口太郎が周航の宿泊地、今津町で琵琶湖の情景を歌った歌詞をクルーに披露し、それを仲間が当時流行していた「ひつじぐさ」(吉田千秋作曲)にのせて歌ったのが始まりで、同校の伝統行事「琵琶湖周航」で歌われるようになった。
 当時の航路を巡る京大ボート部OB一行は24日に発着地である大津を出航し、ゆかりのある今津、竹生島、長浜などを巡り、最終日であるこの日、彦根を早朝出発した。
 長命寺沖合に姿を見せた一行のボート3艇は、港で待ち受けた地元住民の勇壮な太鼓演奏の歓迎を受けながら、波静かな湖面をすべるようにして近くの艇庫へ着岸。
 長命寺港の歌碑前では、地元住民や市民サークルのメンバーら約200人の拍手に迎えられ、肩を組んで琵琶湖周航の歌を熱唱した。とくに長命寺が登場する歌詞6番のさわりの「語れ我が友 熱き心」を繰り返し歌い、琵琶湖に親しんだ学生時代を懐かしんだ。
 神奈川県から参加した四方(よも)恒生さん(82)は学生時代を含めて5回目の周航。「琵琶湖は一時期、赤潮でダメになりかけていたが、石けん運動で見事によみがえった。人間はやる気になれば何でもやれる。いつまでも美しい琵琶湖を受け継いでほしい」と湖面に目を細めた。


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