【寄稿】滋賀県議会議員 小寺 ひろお

■平成29年6月18日(日) 第17837号

=県政NOW 人工知能について=

    小寺氏

 将棋の世界では史上最年少棋士になられた中学生の藤井聡太四段が公式戦で25連勝されたことが大きな話題となっています。一方で佐藤名人がコンピューターソフトに敗れ、どうやら人間は将棋でコンピューターには勝てない時代になったようです。実は囲碁の世界でも韓国の世界チャンピオンがコンピューターに3連敗を喫したそうで、最近の技術の進歩には改めて驚かされてしまいます。いわゆる人工知能という技術によるもので、コンピューターそのものが試行錯誤を繰り返し自らどんどん賢くなっていく「強化学習」という仕組みと、コンピューター自身が経験から物事を理解する人間の神経回路の真似をした「深層学習」という仕組みが基本となっているそうです。
 この人工知能という技術が、私たちの身近な生活の中で活用される時代がすぐそこにまできています。例えば自動車の自走運転技術の進歩は目覚ましく、長距離トラックや路線バスなど行先やルートが決まっている乗り物は自走運転の時代が近い将来やってくるといわれています。ひょっとしたらタクシーも自走運転になり支払いはすべてカード決済になるのかもしれません。また医療の世界でも検査した結果の数値や写真を入力すると、可能性のある病気をコンピューターがすべて調べ適切な治療方法を示すようになるそうです。この仕組みが実現すれば医療ミスはほぼなくすことができるとのことでした。すでに株式の売買などには人工知能が活用されており、ビジネスの世界でも経営の判断に大きな役割を果たし始めています。また流通の世界でもスーパーやコンビニなどでレジ計算を無人化する取り組みも始まっています。世界中の有力企業が現在人工知能の覇権を争っているところですが、わが日本も官民一体で研究を進め是が非でも覇権争いに打ち勝ってもらいたいと考えています。




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