地域に輝く小さな作品展 辰巳眞佐榮さんの60年

■平成29年5月18日(木) 第17810号

=湖東東郵便局が個人展開く=

作品展を開いている辰巳さんと辻川局長

◇東近江
 湖東東郵便局で辰巳眞佐榮さん(81)=東近江市僧坊町=の個人展「小さな作品展〜おりおりの歩み60年〜」が開かれている。31日まで。
 辻川健次局長が、昨年開催した開局100周年記念展に際して辰巳さん方(地蔵院)から古い写真を提供してもらった時に、作品を見せてもらい、辰巳さんのあたたかさが表れた「室内少女」(1960年 日展初入選)にひかれて、辰巳さんの作品の魅力を、ぜひ地域の人々に知ってもらい、次の世代に伝えるのも郵便局としての役目と思い、開いたもの。会場には、絵画を本格的に始めてから60年の歩みが作品を通じて紹介されている。
 辰巳さんは幼少の頃から絵が好きで、滋賀大学教育学部に入学して絵画研究室で油絵を本格的に学ぶ。1958年に八日市南小学校に赴任してから32年間の教諭時代にも個人的に作品制作に取り組んで、県内外の美術展に出展した作品は多数入賞に輝く。
 84年の湖東町制30周年を記念した昔の遊びや生活を題材にした作品や記念切手冊子表紙カットの依頼を受けたのをはじめ、その後も町広報の表紙絵、町人権教育啓発冊子の挿し絵、地蔵院本堂の奉納画や金箔丸柱の巻き絵、百済寺日吉神社拝殿奉納画、浄土宗吉水講創立60周年記念大会のポスター(最優秀賞)など、依頼作品も多数手掛けた。
 作品には孫や子をモデルにいきいきと描いた作品や、花、仏像などもあり、最近では2013年に、やさしい表情の「阿修羅像」や自身の新境地として色調や迫力に情熱的に取り組んだ「デンドロビューム」など、創作への意欲を燃やし続ける。
 60年を振り返って辰巳さんは「みなさんに描かせていただいた」と、何度も感謝の気持ちを繰り返した。
 湖東東郵便局TEL0749―45―1050。


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