地域福祉の充実へ第一歩 東近江重症心身障害者通園第2くすのき

■平成29年5月16日(火) 第17808号

=旧五個荘公民館跡地に開所 利用者増加に向けた対応=

完成した東近江重症心身障害者通園第2くすのき

 ◇東近江
 東近江圏域の重症心身障がい児・者の地域生活支援を行う社会福祉法人くすのき会は、拠点施設として新しく「東近江重症心身障害者通園第2くすのき」をこのほど、東近江市五個荘竜田町に開所した。竣工式には、小椋正清東近江市長をはじめ圏域内の市町長や県議、関係者らが多数出席し、完成を祝った。
 式では、川南義博理事長から関係者に感謝の言葉が送られたあと、遠藤正一施設長から「重症心身障がい児・者をしっかりと受け止める役割と、課題解決へ向けた相談対応や情報発信などの拠点施設として役割を果たしたい」と今後の展望が語られた。
 同会は、重症心身障がい児・者にも住み慣れた地域で生活を続けてほしいと2005年、「通園くすのき」(東近江市蒲生寺町)を開所した。医療ケアを必要とする利用者が増加傾向にあり、定員20人を超えることが予想されるため、行政も含めた重心体制検討部会を立ち上げ、県や東近江市、近江八幡市、竜王町、日野町の補助と、くすのき後援会をはじめ保護者会などの寄付で整備した。
 新施設では、生活介護事業に加え、東近江圏域では初となる短期入居や放課後等デイサービス事業を実施する。
 施設内はより病院に近い環境にと、広々とした活動室のほか、個々の入浴に対応した機械浴やミスト浴のできる浴室や、医務室を充実させた。
 空間にゆとりがある施設内は、緊急時にも対応でき、自然災害時には地域の避難場所としても活用する。
 市立五個荘小学校、てんびんの里文化学習センター隣の旧五個荘公民館跡地に建設され、伝統的建造物が並ぶ五個荘地区の景観への調和を図った。敷地面積は3015平方メートルで、鉄骨造平屋建て金属屋根葺き、延床面積は県内最大の1081平方メートルを誇る。総工事費は3億1881万6千円。
 この日は、2人の新入居者を迎える入園式も開いて、新施設のスタートをきった。
(古澤和也)


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