不思議な精神的世界 企画展「HELLO 開眼」

■平成29年5月11日(木) 第17804号

=ボーダレス・アートミュージアムNOMA=

消しゴムで消された仏像画

◇近江八幡
 近江八幡市永原町上のボーダレス・アートミュージアムNOMAの企画展「HELLO 開眼」が、同ミュージアムとカネ吉別邸(同市為心町元)で開かれている。7月30日まで。
 仏に魂を迎え入れることをさす「開眼」について考える作品展で、人々が生きる上で精神的な支えとして崇めた対象物や心の悟り、魂など、目には見えない信仰の世界を表現した異色の作品が並べられている。


消しゴムのかすで成形された仏像

 同ミュージアムの会場には、ご神体や呪具を思わせる立体、ティッシュペーパーとペン絵、新聞紙などを貼り合わせた「がい骨」の平面作品、祭り神のように置かれた木彫など、76点が展示されている。
 中でも、仏像画を消し取った消しゴムのかすを集めて立体の仏像に形成した作品には、完成まで費やされた長い時間や作品づくりへの強い思いなど、観る者を神秘的な世界に導いている。


不思議な世界が広がる会場

 また、平面から立体に変わった仏像の不思議さや作品が生み出されたプロセスから魂を宿す行為や、物から信仰の対象に生まれ変わる精神的な世界を表している。入館料一般300円、高大生250円、中学生以下および障害のある人と付添人1人は無料。
 関連イベントとして6月17日には「カミ宿るところ―近江の聖地」、7月8日には「姿なきカミの姿―造形への衝動」の講演会が開かれる。会場は近くの奥村家住宅。定員各回30人。また、7月22日には「神様はどこにいる」の講演会が開かれる。会場は酒游館(同市仲屋町中)。定員50人。時間はいずれも午後1時半から。予約は同ミュージアム(TEL0748―36―5018)へ。


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