【寄稿】滋賀県議会議員 井阪 尚司

■平成29年5月14日(日) 第17807号

=県政NOW どう守る「日本の安全、滋賀の安心」=

    井阪氏

 独裁国家によるミサイル実験と核開発が世界の脅威となっています。3月の滋賀県議会では、北朝鮮のミサイル発射に対して、全会一致で非難決議を行いました。4月に入り、アメリカの空母が朝鮮半島近海に戦力を集結させ、一層緊迫した状況になっています。
 こうした中、多くの学校では、安全対策の手段として「ミサイルが飛んできたら出来るだけ頑丈な建物に隠れて」といった趣旨の文章が配布されたり口頭で伝えられたようです。有事に際し、いざという時にどのように身を守るかの仕方を知っておくことは重要なことです。
 ところで、北朝鮮のミサイル発射は、滋賀県民にとって存亡にかかわる重大な問題であると認識しなければなりません。ある方が3つの問題点を指摘しています。
 (1)若狭にある原子力発電所群にミサイルが撃ち込まれたら、大爆発を起こして想像を絶する放射能で汚染される。(2)琵琶湖にサリンなどの化学爆弾を搭載したミサイルが撃ち込まれたら死の湖と化し、京阪神1450万人の飲料水が汚染される。(3)瀬田川には、名神高速道路、新幹線、国道1号線などが集中する日本の大動脈が通っており、ここにミサイルが撃ち込まれたら日本の経済が麻痺する。今も瀬田川は交通の要所なのです。
 一方、日本のミサイル対策は、迎撃ミサイルのSM3やPAC3の二段構えとのことでありますが、北朝鮮から発射されたミサイルはわずか7分で日本に到着すると言われていますので、迎撃の精度が求められます。また、1000基以上とも言われる北朝鮮のミサイルに対して、どこまで迎撃できるのか私たちには知るよしもありません。
 このように、ミサイル攻撃に対して原子力発電所、琵琶湖、滋賀の交通網をどう守るかは日本の最重要課題であり、とりわけ日本海の防衛強化、滋賀県内の避難道路の整備、シェルターの設置などは、喫緊の課題と言えます。「ミサイルが飛んできたら、机の下に隠れて」の避難訓練のレベルから、国の責務として具体的な防衛対策で私たちの命が守られるよう安全確保を求めていきたいと思います。




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