【寄稿】参議院議員 小鑓 隆史

■平成29年5月11日(木) 第17804号

=国政刻刻 「座右の銘」=

    小鑓氏

 「座右の銘」は、就職活動をする学生時代から問われ始めることが多いと思います。私も当時、大上段に構えて分不相応なものを答えることに違和感があり、自然な言葉で自分への戒めとなる言葉を探した記憶があります。出来る限りのことをしてその上は天命に任せて心を労しない、という意味でよく使われる「人事を尽くして天命を待つ」という格言も好きな言葉のひとつです。これまでの人生を振り返っても、受験や就職、あるいは選挙もそうですが、節目となる時に何らかの目標を定め一所懸命に努力をし、努力をした以上はその結果を真摯に受け止めることは大事だと思います。ただ、本当に大事なのはその目標を設定するまでの過程の方であると思うのですね。
 たとえば、私は政治家になる前は経済産業省で働いていましたが、国家公務員を目指したのは授業料免除や奨学金などの支援制度を利用して大学に通っていたので、「自然に」公的機関での職業に興味を持ち、国の行政機関で働こうと目標を定めました。人は様々な時期に目的や目標を定めますし、その内容も千差万別ですが、何故その目的や目標を持つに至ったかを考えるとき、そこには「運」としか言いようのない不思議な巡りあわせを感じることが多いのではないでしょうか。その結果の積み重ねを感じることによって、結果ではなくプロセスの重要性を再認識できるようになると考えています。
 政治活動の大部分は様々な人々との出会いであると思うのですが、ふとした巡りあわせの結果、大切な方々に出会ったり、貴重なお話を伺うことができたりすることばかりです。その巡りあわせ=「運」の有難さを改めて感じることによって、その出会いを大切にする心が芽生え、より多くの出会いを求めたり、より多くの人と謙虚に話ができるようになると考えています。改めて、学生時代からの座右の銘としている巡りあわせ(「運」)の大事さを認識しながら、政治活動を続けていきたいと思います。



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