ミツバチの仕事と役割 小さな命から自然学ぶ

■平成29年4月29日(土) 第17794号

=老蘇小2年生が体験学習

力一杯、蜂蜜の搾り取り作業に挑戦する児童

◇近江八幡
 近江八幡市安土町東老蘇地先の菜の花畑(約1・5反)で25日、近くの老蘇小学校の2年生(17人)がミツバチについて学ぶ体験学習を行った。
 菜の花を育てているNPO法人安土大好きみんなの会が子どもたちに自然体験の機会をと平成23年から毎年、花の満開時期に開いている。
 学校から徒歩で菜の花畑を訪れた児童たちは、安土養蜂園代表の塚本隆之さん(54)から巣の中でミツバチがどのように働いているのかや、働いているハチはメスで、大群の中でたった1匹の女王蜂でハチの社会が形成されていること、また、蜂蜜はハチが花の蜜を食べたことにより作り出される「ろう」で、成虫として働くおよそ20日間で1匹が作る蜜の量はスプーン1杯ほどでしかないことなどを学んだ。
 児童たちは、たくさんのハチが住む巣箱や巣にたっぷり作られた蜂蜜を見せてもらい、ハチはどうして自分の巣箱に帰ってくることができるのかや何日で巣を作るのかなどの質問を出し、興味を深めていた。


養蜂家の塚本さんからミツバチを学ぶ児童

 このあと、手回しの遠心分離機で蜂蜜を搾り取る作業に挑戦。力一杯回して作業の大変さを体験した。搾りたての蜜は、食パンにつけて試食。「やっぱり、おいしいなあ」と話しながら頬張っていた。
 菜の花畑では、蜜蜂が花粉を集めるところなどを観察し、菜の花の香りが蜂蜜の風味になることなどを知った。
 指導に当たった塚本さんは「ハチの社会のしくみや自然とともに生き、小さい体で生き物としての役割を果たしていることを知ってもらえたらうれしい。また一つの命が大勢集まり、蜜を作るという仕事を成し遂げているミツバチを通して、小さな命でも大切な命であることを考えてもらうきっかけになったかな、と思います」と話していた。


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