竜王町の畑・元大阪市立大学大学院教授ら

■平成29年4月17日(月) 

=東京・豊洲問題 ブックレット出版=

畑氏が、弁護士や都議、研究者らと編著したブックレット「築地市場の豊洲移転」

 大津市にも汚染土壌が運ばれたとされ、滋賀県民にとって「ひとごと」ではない東京・豊洲問題――。土壌汚染が専門で、研究者として同問題に長く関わる畑明郎・元大阪市立大学大学院教授=竜王町=がこのほど、弁護士や都議、研究者らと編著したブックレット「築地市場の豊洲移転?」(本の泉社)を出版した。
 畑氏は2006年、築地市場の豊洲移転に反対する仲卸業者の依頼を受けて以来、約10年間にわたって東京ガス工場跡地である豊洲問題にかかわってきた。
 同氏は本書で、東京ガスや都などの土壌汚染調査と対策、議論の問題点を科学的に考察した上で、「土壌汚染対策の基本である『敷地全体の盛り土』と『地下水位管理』ができておらず、地下水や地下空気からベンゼン、シアン、水銀などが検出されており、豊洲新市場の土壌・地下水汚染は除去されていない」と指摘し、「築地市場の豊洲移転は中止し、築地市場の再整備を行うべき」と結論づける。
 本書の内容は、▽第1章「どうする?豊洲・築地」▽第2章「豊洲新市場の土壌汚染は除去されたのか?」▽第3章「野外科学者の目で見た豊洲問題」▽第4章「豊洲新市場の土壌汚染調査と対策の問題点」▽第5章「豊洲新市場用地取得問題と公金返還請求訴訟」▽第6章「豊洲新市場の開場を中止し、築地市場の存続・再整備を」―となっている。
 税込864円。問い合わせはファックスで畑氏(0748―58―2004)へ。


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