【寄稿】滋賀県議会議員 小寺 ひろお

■平成29年4月16日(日) 第17783号

=県政NOW 滋賀県があぶない?=

    小寺氏

 滋賀県議会では、さる3月21日まで34日間の日程で2月定例会議を開催し、総額5,343億円の一般会計予算などの議案を可決させていただきました。慎重に審議し議論を尽くしましたが、議会として今後の県政運営に課題があるため、閉会日に3本の決議をしたところです。特に私自身滋賀県の財政に不安を感じていることから、決議第4号「財政規律の堅持と透明性の確保に関する決議」について主導的に議会をまとめ、議会で討論をさせていただきました。
 滋賀県の財政状況は一定の健全性は保たれてはいるものの県債残高は1兆円を超え、決して安心できるものではありません。また近年は様々な事業を推し進めているため基金も減少してきています。具体的には琵琶湖博物館の改修工事に15億円、学習船うみのこの建造に30億円、新生美術館に69億円、東京の情報発信拠点に13億円、びわ湖ホールの改修に34億円が必要となります。また県民からの要望の多い道路整備や河川改修にも多額の予算がかかります。
 加えて7年後の国体開催に向けた施設整備費用として彦根の主会場に200億円、県立体育館に90億円以上、場所が未定のプールに80億円が必要として、各市町への施設整備支援金などの諸費用もあわせると国体にいったいいくらいるのか分からない状況にあります。また施設を作れば維持費もかかります。さらには現在県が所有する施設の改修負担額が今後30年間に3,370億円から5,300億円が必要と推計されています。そこで私たちは国体施設の整備費用を見込んだ中長期の財政見通しを示すよう求めているのですが、いまだに県からは示されていないことが今回の決議につながったものです。
 確かに本県には進めるべき事業も数多く福祉や教育にも支援をしなければなりません。しかしその前提は財政が健全であることだと考えます。1日も早く財政見通しを示してもらい、私の不安を解消してもらいたいものです。




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