奥永源寺で“夢”実現へ 地域おこし協力隊 前川・山形隊員

■平成29年4月12日(水) 第17779号

=委嘱期間終え本格移住生活 それぞれの生業に決意新た=

地域おこし協力隊を修了した前川さん(右)と山形さん(左)

◇東近江
 新生活がスタートする春を迎え、東近江市第1期地域おこし協力隊の前川真司さん(29)と山形蓮さん(30)も3年間の委嘱期間を満了し、活動を続けた奥永源寺に引き続き生活基盤を起き、東近江市民として新たな生活をスタートさせた。前川さんは、活動を通じて出会った大阪府出身の女性と3月に結婚、新婚生活を奥永源寺でスタートさせるという、うれしい知らせも届いた。
 前川さんは君ヶ畑町で、市の花ムラサキの栽培と活用、木地師文化など奥永源寺の魅力発信などに取り組み、地域の人たちとともに「株式会社みんなの奥永源寺」を設立。若返り成分を含むと注目を集めているムラサキから抽出したエキスで、化粧品や布地の商品を開発・販売するほか、“知る・巡る・体験する・感じる・遊ぶ”の魅力を詰め込んだツアーやイベントを企画して全国に発信する。
 山形さんは政所町で、地域に溶け込んで政所茶の復興と商品化に地元の人たちだけでなく、高校生や若い女性達も巻き込んで取り組み、荒れ果てた茶園を再興し、あらゆる機会を捉えて政所茶の魅力を発信するとともに、若手による生産者組織設立に向けて準備を進めてきた。粉末化した「煎茶パウダー」はジェラートや洋菓子とのコラボ、平番茶はペットボトルの商品化で、販路を拡大していく。
 先月末の修了式では、小椋正清市長が「地元の人たちと協働で集落に溶け込み、任務が終わっても奥永源寺に居住してくれる、まさに実践の成功例として心から感謝します。引き続いて地域の活性化に貢献いただきたい」と2人の努力をたたえ、期待を膨らませた。


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