【寄稿】滋賀県議会議員 木沢 成人

■平成29年3月19日(日) 第17759号

=県政NOW 特別支援教育とは?=

    木沢氏

 読者の皆様は、「特別支援教育」あるいは「特別支援学校」という言葉を耳にされたことがあるでしょうか?
 その対象となる、お子様をお持ちの保護者の方や、学校教育や福祉関係の皆様、その他サポートを頂いている方以外には、まだまだ馴染みの薄い言葉かもしれません。
 この「特別支援教育」は、文部科学省によると「障害のある幼児児童生徒の自立や社会参加に向けた主体的な取組を支援するという視点に立ち、幼児児童生徒一人一人の教育的ニーズを把握し、その持てる力を高め、生活や学習上の困難を改善又は克服するため、適切な指導及び必要な支援を行うもの」とされ、平成19年4月から、「特別支援教育」が学校教育法に位置づけられ、すべての学校において、障害のある幼児児童生徒の支援をさらに充実していくこととなりました。この「特別支援教育」は、もともと英語の「スペシャルニーズエデュケーション」の訳語でありますが、日本語の「特別の」が持つ意味合いよりは、「一人一人の」「個別の」という様に理解をして頂いた方がわかりやすいかと思います。  
 本県では平成19年以前から、障害をお持ちの児童生徒を対象とした個別の教育支援が、「養護学校」を中心に行われていたのですが、本県では、学校教育法の「特別支援学校」に位置づけられる「養護学校」等の名称が、平成19年以降も従前通り使用され続けているため(県外では改称しているところが多数)、行政文書等に記載される「特別支援学校」と、通称の「養護学校」等が併用され「わかりにくい」という意見を頂いているところでもありました。「『特別支援』の方が、より個人を大事にしてもらえるのではないか?」「『養護』の方が、子どもを守ってもらえる気がする」等、保護者をはじめ、関係者の皆様の様々な意見を頂く中で、この県議会2月定例会議において、学校の名称に関し、三日月知事の所見を問いました。三日月知事からは「滋賀の特別支援教育の充実に向け課題を整理する中で、必要となれば、学校の名称変更についても検討をしていく」旨の答弁を頂いたところです。
 たかが名前、されど名前。「名は体を表す」という諺もある様に、理念や本質を、当者者・関係者のみならず、いかに多くの方に理解頂くかが、滋賀の「特別支援教育」充実の大きなカギであります。読者の皆様も、この機会に、一考頂き、理解を深めて頂ければ幸いです。




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