愛東南と愛東北を統合し愛東あいあい幼稚園に

■平成29年3月15日(水) 第17755号

=老朽化、園児減少で新築移転=

園児代表も加わっての完成を祝うテープカット

◇東近江
 愛東南幼稚園(曽根町)と愛東北幼稚園(百済寺本町)を統合した「東近江市立愛東あいあい幼稚園」が、妹町の愛東支所南側に移転新築され、このほど竣工、4月から園児66人が通園する。
 愛東南幼稚園の園舎は1979年建築で築38年と老朽化していること、また、愛東地区の園児数が減少していることなどから、地元の声を参考にして愛東北幼稚園と統合し、新幼稚園を新築することにした。
 園舎は「機能的で明るく安全な施設」「周囲の田園風景の静かで穏やかな雰囲気と調和」「ぬくもりと豊かな心を育む施設として愛着をもってもらうこと」の3つのコンセプトで建設。自然採光や風、園児の動きが見渡せるよう配慮し、テラスや柱に石積み調のアクセントや琵琶湖産木材など自然素材を取り入れ、幼児施設でははじめてとなる太陽光パネルを設置して環境にも配慮した。また、未就園児も利用できる子育て支援センターを設け、子育て中の親子の情報交換や子育ての悩み相談など、幅広く活用してもらえる施設となっている。
 園名は、昨年8月1日から31日にかけて市民から募集し、37件24作品の応募から、石橋美結子さんと辰己栄子さんの作品「愛東あいあい幼稚園」が選ばれた。
 愛東南幼稚園の「あい」と愛東北幼稚園の「あい」を合わせて「あいあいっこ」と称し、互いの親睦を深めていることから「愛」を2つ重ねることにより、たくさんの「愛」にあふれ、地域全体で子どもを愛おしみ、子どもの声が「わきあいあい」と弾む幼稚園になってほしいとの願いを込めている。
 工事は昨年6月着工、今年2月24日に完成した。敷地面積4137平方メートル、鉄骨造ガルバリウム鋼鈑横段葺きの平屋建て一部2階建てで、延床面積は1091平方メートル。総工費3億9606万円。
 保育室は3歳児2部屋、4・5歳児各1部屋あり、ほかにプレイルーム、えほんのへやに、子育て支援センターなどがある。また、屋上に26キロワットの太陽光発電システムを設置する。
 2日の竣工式では、小椋正清市長、鈴村重史市議会副議長、谷川裕一市教委委員長、愛東南幼稚園園児代表山田直矢さん、愛東北幼稚園園児代表飛田柚葉さんによるテープカットのあと、プレイルームに市、議会、教育、地域、工事の各関係者ら約60人が出席して竣工式典が執り行なわれた。
 小椋市長は式辞の冒頭でまず「木質はいいものですね」と園舎の第一印象を語り、「愛東支所に隣接し、公共施設がコンパクトに立地する愛東地区の中心地で、雄大な鈴鹿山脈を仰ぎながら、周辺には広大な田園地帯や四季折々の花畑が広がる景観豊かな地で、子どもたちが健やかに育つための環境としては最適地。園と地域がいっそう連携を図り、質の高い教育、保育をめざします」と無事完成を祝い、園の発展を願った。
 新幼稚園の完成に、両園の4、5歳児44人が喜びいっぱいに歌を披露し、これまで過ごしてきた幼稚園に育った数珠玉と花や昆虫などの好きな絵を描いた手づくりのペンダントを3歳児といっしょに出席者に贈呈して、「新しい幼稚園を作ってくれてありがとうございました」とお礼を返した。
 栗田しのぶ園長は「(すばらしい)環境の下、子どもたちがたくましく、のびのびと育っていくよう、教育と保育に力を注ぎます」と謝辞を述べた。


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