【寄稿】滋賀県議会議員 小寺 ひろお

■平成29年3月15日(水) 第17755号

=県政NOW 日野ひなまつり紀行=

    小寺氏

 3月4日、土曜日に日野ひな祭り紀行を見に行って参りました。当日はお天気も良く近江商人館から馬見岡綿向神社の間を歩いて往復しました。歴史を感じる街角に飾られたおひな様が豪華なことに驚きましたが、地域の皆さんが協力してお祭りに取り組んでおられる姿に感動いたしました。
 このお祭りは2月から3月にかけてのひと月間、日野町の大窪から村井にかけて開催される比較的新しいお祭りですが、日野商人宅に伝わる江戸時代のひな人形から各家庭の一般的なものまで、ひな人形が約200か所で展示されます。そして道中では様々なイベントが開催され、音楽や祭囃子の演奏を楽しむことができます。また落語会もあれば人力車も走ります。薬業商家をそのまま利用したまちかど感応館付近では伝統漆器の日野椀をはじめ日野菜や伊賀もちに丁稚ようかんなど、日野ゆかりの物産品が販売されていました。また伝統料理を継承する会の手作りお弁当をはじめ、つきたてのお餅やぜんざい、おでんやおそばなど食事や軽食も充実していました。
 このお祭りの素晴らしいところは、実行委員会組織で自主的に取り組んでおられること、古い商家や街道の町並みなど地域固有の観光資源を活かされていること、食事や喫茶の提供、物産の販売などが経済活動として成り立っているところにあり、地域の活性化に取り組む私たちのお手本だと思いました。
 改修された旧山中正吉邸も拝見させていただきましたが、保存状態の良い建物と手入れの行き届いた見事な庭園には驚かされました。他にもまだまだ公開されていない立派な商人屋敷もあることでしょう。日野町内には歴史的・文化的・伝統的な建物や行事がいくつも残されています。「日野商人」を切り口にした、ひな祭り紀行のような自主的な取り組みこそが、真の地方創生のあり方ではないでしょうか。とても有意義なひなまつり紀行となりました。




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