【寄稿】滋賀県議会議員 井阪 尚司

■平成29年3月12日(日) 第17753号

=県政NOW 期待される「ラウンドアバウト」=

    井阪氏

 県内で信号機設置の要望は600箇所を越えますが、予算上、年間10数カ所しか設置されません。その内、東近江署管内に新規設置される信号機は年1箇所程ですが、平成28年度は交通事情を考慮して2箇所(八日市市内、日野町蓮花寺)に設置していただきました。
 全ての要望に応えきれない信号機設置に対して、今、注目されているのは信号機のない環状交差点です。「ラウンドアバウト」と呼ばれます。交差点がドーナツのように円形になっていて、全ての車は徐行しながら左折すればどの方向にも行けることができます。
 ラウンドアバウトは、欧米先進諸国で早くから普及しましたが、日本は平成26年施行の改正道路交通法で可能になりました。既に、国内に50箇所以上が導入されており、県内では平成27年に守山市が設置しています。ラウンドアバウトは、車が速度を落として交差点に進入することから重大事故防止に効果があると言われており、国内ではこの交差点内での死亡事故はゼロだそうです。また、信号待ち時間の解消や災害時の対応力の向上にも期待されています。
ラウンドアバウトを整備するには、交差点に流入する総交通量が1万台未満/日で、歩行者と自転車の合計交通量が100未満/時間であることが国から示されています。通学路や偏りのある交通量や見通しの悪い交差点は、信号機が良さそうです。設置費用は約3000万円強で、約半分が国の社会資本整備総合交付金の事業対象となり、残りは道路設置管理者(県、市町)に割合負担が求められます。
 今後、県は県管理道路を対象に、警察、市町、地元等の関係者との連携でラウンドアバウトを進めたいとしています。現在、長浜市と日野町の道路整備事業でラウンドアバウトを検討していますが、東近江市や愛荘町でも導入されるよう道路整備や安全対策と合わせて要望して参ります。ご理解とご協力をお願いいたします。




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