災害救助に大型重機出動 東近江消防本部警防特別訓練

■平成29年3月5日(日) 第17747号

=局所豪雨による土砂災害を想定 土田建材とはじめての連携実践=

土砂を除去して家屋や被害者の捜索にあたる重機(奥)土砂をならして避難経路を確保する大型重機(手前)――土田建材株式会社処分場で――

◇東近江
 東近江行政組合消防本部は、局所豪雨による土砂災害を想定した警防特別訓練を先月28日、土田建材株式会社処分場(東近江市蒲生堂町)で実施した。
 近年、全国各地で起きている局所豪雨による土砂災害に備えた警防、救急救助活動と後方支援活動の確立、各出動隊の連携強化を目的に実施。
 昨年9月に消防本部と、解体工事などを手掛ける土田建材株式会社(本社・東近江市五個荘小幡町)で締結した「局所災害時の消防活動支援に関する協定」を踏まえて、同社社員も参加するはじめての合同訓練となった。
 局所豪雨により、集落裏山で崖崩れが発生。民家4軒を巻き込み、住民多数に被害が出ていることを想定。管内(東近江市、近江八幡市、日野町、竜王町、愛荘町)の隊員49人が訓練に参加した。
 午前9時、連絡を受けた隊員が現場に到着。現場指揮本部を設置し、近隣住民から情報を収集しながら、土砂に埋もれた可能性のある人の救助にあたった。
 被害家屋住民の職場や学校に連絡し、安否確認が取れなかった人を対象に捜索を開始。指揮隊や指揮支援隊、高度救助隊、特別救助隊、消防隊、救急隊、支援隊の迅速な連携で救助活動が始まった。
 人手による救助に限界がみられ、同社に支援を要請。隊員指導のもと、到着した専門知識をもつ社員により操作される重機2機が家屋を覆う土砂の除去や、二次災害を考慮した隊員らの避難経路を確保して、約2時間半におよぶ訓練は終了した。
 閉会式で土田真也代表取締役は「今回の訓練を機に、様々な災害に対応できるよう、日々の訓練に努めたい」と述べ、樋口孝行消防長は「消防内で様々な想定を見立て訓練をしているが、現場の訓練に勝る訓練はない。実際の現場を借り、土砂をどけながらの重機との連携は本当に効果があった」と講評した。


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