健康長寿社会へできること

■平成29年2月17日(金) 第17733号

=湖東歯科医師会の「市民健康講座」=

在宅医療、訪問診療などについて講演する花戸氏――アピアホールで――

◇東近江
 東近江市議会九月定例会で「東近江市歯及び口腔の健康づくりの推進に関する条例」が県内自治体ではじめて制定されたのを記念した「市民健康講座」(一般社団法人湖東歯科医師会主催)が、十二日に近江鉄道八日市駅前のアピアホールで開かれ、医療関係者、市議会議員、一般市民ら百人あまりが参加した。

歯及び口腔の健康条例制定記念
花戸医師から地域包括ケア学ぶ


 条例は、「歯科口腔保健の推進に関する法律」(平成二十三年制定)に基づいて、全身の健康を維持増進するのに重要な役割を果たしている歯と口腔の健康づくりを総合的、計画的に推進することで、市民の健康保持と健康寿命の延伸をめざして、約一年にわたる調査や研修を実施の上、議員提案され、制定された。
 そのための市、市民、歯科医療、保健医療、教育機関、社会福祉機関のそれぞれの役割を定め、推進のための情報共有と連携、年齢に応じた疾患予防や定期検診の徹底などの基本的施策を盛り込んでいる。
 超高齢化に伴い、自分のことは自分ででき、自分らしく生き続けるためには、地域の支援が大切になる。「おいしく食べられること」が健康の源である以上、訪問歯科診療の重要性がクローズアップされるのは間違いない。
 そこで今回の講座では、永源寺地区で地域や家族が支えあう在宅医療・介護、看取りの実践を続け、昨年、へき地医療に尽力している医師に贈られる「第三回やぶ医者大賞」を受賞した、永源寺診療所の花戸貴司所長を講師に迎え、講演「口から食べられなくなったらどうしますか? みんなで支える地域まるごとケア」から地域包括ケアの中の歯科医療の果たすべき役割を再認識した。
 花戸氏は、在宅医療は高齢者が『生きる』ことを、『人の死』や『老・病・死』に立ち会ったり経験することの少ない若い人たちに伝える『いのちのバトン』の絶好の機会であり、年老いても、認知症になっても安心して生活が継続できる『地域づくり』だとし、「私の専門を問われた時、小児科や内科でなく、『永源寺です』と答えます」と語った。



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