今年の隆昌誓う

■平成29年1月11日(水) 第17701号

=第32回びわ湖新年互礼会=

政治・経済・文化・行政のトップが一堂に会した第32回びわ湖新年互礼会――ミシガン船上で――

 初春を“母なる湖”琵琶湖上で迎え、新年の目標や抱負とともに賀詞を交換する「第三十二回びわ湖新年互礼会 隆昌祈願祭」(主催=滋賀報知新聞社、後援=報知写真新聞社・滋賀報知通信社・滋賀市民新聞社・近江新聞社)が七日、協賛する琵琶湖汽船(株)の観光外輪船ミシガンで開催された。県・市・町の首長や議員、経済・産業・文化など各界リーダーら約百人が、ことし一年の隆昌を祈り、抱負を誓った。

 東近江市の市神神社による隆昌祈願祭とお神楽奉納に続き、開運招福の「御守矢」が参加者代表の冨田正敏滋賀報知新聞社社長に進上された。
 互礼会で冨田社長は、昨年後半の世界情勢の大きな変化について言及した上で、トランプ次期大統領の言動に左右される日本は「やはりアメリカ頼みで、少し寂しく、悔しい」と評価。トランプ氏によるポピュリズムの危険性を指摘して、「強いリーダーを求めるのは当然だが、度を過ぎると人類が経験してきた暗い歴史が繰り返される」と危機感を示した。そして、「日本憲法前文に主権在民が宣言されており、一部の政治家の偏った扇動によって主権在民の精神が削ぎ取られないよう、滋賀報知新聞社はいかなる状況にあっても、しっかりと警鐘を鳴らします」と新年の誓いを述べた。
 三日月大造県知事は全国から注目を集めた昨年の出来事を振り返り、「今年も緊張感をもって、可能性を伸ばして行く一年にしたい」とする抱負と、琵琶湖からつながる環境、教育、産業、健康、交通、観光の取り組みを本格的にスタートさせて「琵琶湖新時代を築く」決意、「七月一日のびわ湖の日を県民の休日に」の構想を披露した。
 小椋正清東近江市長は「琵琶湖の再生の前提は山の再生」とさらに発展させ、「これまで邪魔者扱いされてきた森林を宝の山に変えたい」と力を込めた。また、今年が「地方創生の勝負の年」との認識から、県や県内市町を全国にPRするために経済界からも協力を求た。
 川瀬重雄県商工会連合会会長は、海外での経済や政変などにより日本や滋賀県も今年は厳しい年になりそうだと予想し、「トリ年だからといって羽ばたき過ぎると失敗する恐れもある。ニワトリのように、真面目に、地道に、コツコツとエサを拾い、卵を温めて、いざという時に羽ばたく年に」と促した。また、県PRのために自動車に「びわこ」ナンバーの創設を提案した。
 第一回から参加の中村功一滋賀中部政経文化懇話会会長は「美しい琵琶湖に触れられるのが何よりも楽しみ。直接湖水を飲むことができた昔のような美しい琵琶湖の再生へ、各市町が具体的な取り組みを進めてほしい」との願いを語った。
 岩永裕貴甲賀市長による発声で乾杯、新年宴会に。湖国自慢の料理と地酒などに舌鼓を打ち、湖上からの清々しい景色を楽しみながら、和やかな賀詞交換が続いた。


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