「酉」にまつわる 発掘資料展示

■平成29年1月11日(水) 第17701号

=県内の埴輪や木製鳥形など 県立安土城考古博物館=

高島市の妙見山古墳群から出土した水鳥形埴輪

◇近江八幡
 県立安土城考古博物館で今年の干支「酉(とり)」にまつわる考古学資料の特別展示が行われている。二月五日まで。
 酉は、ニワトリに例えられる日本人にとってなじみ深い干支で、弥生時代にはとりの形をした木製品が作られたり、古墳時代にはとりの埴輪(はにわ)が祭祀に使われるなど、古くから人の生活と関わりがあった。
 特別展示では、県内の古墳などの遺跡調査から見つかったとりの木製品や埴輪を並べている。


彦根市のゲホウ山古墳から出土した鶏形埴輪

 中でも、県内では出土点数が少なく、完全に復元されたものとして貴重な妙見山古墳群(高島市)から出土した「水鳥形埴輪」は、翼や足の特徴から水鳥を模したと考えられるもので、仁徳陵古墳や応神天皇陵などの巨大古墳でも出土している形象埴輪に分類される。
 また、ゲホウ山古墳(彦根市)から出土した「鶏形埴輪」も形象埴輪に分類されるもので、大塚山古墳(野洲市)でも見つかっている。
 塚乞手(つかごえで)古墳(彦根市)から見つかった鳥形木製埴輪は、通常の埴輪と同じように古墳に立て並べられていたことから木製埴輪と呼ばれている。中央に開けられた穴に支柱となる棒を挿して、立てられていたものと考えられている。
 このほか、針江浜遺跡(高島市)の「木製鳥形」や夏見城遺跡(湖南市)の「真鍮(しんちゅう)製毛抜きなども展示されている。
 入館料大人四百五十円、高大生三百円。小中学生と県内在住の六十五歳以上および障がい者は無料。問い合わせは、同博物館(TEL0748―46―2424)へ。


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