開局100周年の記念展 湖東東郵便局

■平成28年12月25日(日) 第17689号

=懐かしい写真や品々を展示 30日まで 貴重な歴史を回想=

開局100周年記念の「懐かしの写真展」を開いている辻川湖東東郵便局長

◇東近江
 湖東東郵便局(東近江市下里町 辻川健次局長)が十一日に開局百周年を迎え、記念の「懐かしの写真展」を同局カウンター前で開催している。三十日まで。
 大正五年十二月十一日に逓信省から太田喜代治氏に東押立郵便局の初代局長の辞令が発布され勝堂郵便局に続く地域二番目の郵便局として開局。昭和四年には僧坊に新築移転し、同三十一年に名称を湖東東郵便局に改称。その後、同四十四年に現在の下里の地に新築移転、平成十年に局舎が建て替えられ、現在に至る。
 この間、太田喜代治氏、太田喜平氏(大正七年)、太田磯次郎氏(同十四年)、田中與惣一氏(昭和四十一年)、中塚和男氏(同六十年)、上田善一氏(同六十二年)、牧野治男氏(平成二年)、近藤一郎氏(同六年)、米谷静枝氏(同十三年)、中嶋きよ子氏(同十七年)、辻川健次氏(同二十二年から)の十一人の局長が、地域の郵便局を守ってきた。
 展示では、開局当時からの同局の変遷を物語る懐かしい写真約二十点と、昭和二十年ごろまで使われていた郵便配達鞄や昭和時代の制服、開局当時の郵便局の鬼瓦などが展示され、来局者が写真の懐かしい顔を食い入るように眺めては「これは○○さんやな」などと思い出話に花を咲かせている。
 今回、地域の郵便収集家の協力で、明治六年から郵便脚夫が護身用に携帯した郵便物保護銃一丁も希望者に特別公開している。当時、配達脚夫が配達する現金や貴重品を狙っての強盗事件が続いたことから、東海道沿線に六連発短銃約四百丁が配備された。警察官の銃携帯開始(大正十二年)より、半世紀も早い。
 辻川局長は、「先人が自分の土地、建物を無償提供して開設し、全国に郵便制度が広がった。奉仕の精神と、どこに住んでいても有利・不利なく同一のサービスが受けられるユニバーサルサービスの精神を大切に、次の百年に向けて、地域の人々に愛され、信頼される郵便局に努めます」と、一世紀の歴史の重みと新たな郵便局への決意を語った。地域の見守りサービスなど、新たな事業にも積極的に取り組んで行く。


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