もとの姿に修復 2点一般公開

■平成28年12月8日(木) 第17674号

=書状と経文の掛け軸 安土城考古博物館=

◇近江八幡
 県立安土城考古博物館は、近江八幡市安土町の浄厳院から寄託を受けている掛け軸二点の修復を行い、一般公開している。
 修復が行われたのは、十五世紀の観音寺城主で近江守護であった六角高頼が金勝(栗東市)の浄厳坊の上人に念珠をもらった礼状「六角高頼書状」と、平安時代後期の武将で、東北地方を支配し中尊寺(岩手県)を開いた奥州藤原氏の初代当主・清衡(きよひら)が発願した一切経(国宝)から散逸した一巻の「大智度論巻第三十四」。
 所蔵者が出資し、静岡県内の修理工房で平成二十六年十一月から修復作業が進められ、ことし七月にできあがった。作業にあたっては、同館の学芸員が監督、指導を行った。修復が終わった大智度論巻第三十四は、紺紙に金と銀で交互に経文が書かれており美しい。
 公開展示は二十七日まで。月曜日休館。常設展入館料大人四百五十円、高大生三百円。問い合わせは同館(TEL0748―46―2424)へ。


修復前の「六角高頼書状」
修復後の「六角高頼書状」
修復前の「大智度論巻第三十四」
修復後の「大智度論巻第三十四」

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