【寄稿】 滋賀県議会議員 高木 健三

■平成28年12月13日(火) 第17678号

=県政NOW 「アピアランス支援について」=

    高木氏

 私事ですが、昨年十一月に末期ガンが見つかり今年三月に手術を受けました。しかし、残念ながらリンパにも転移し、十月末に肝転移巣の切除を行い現在に至っています。
 このような闘病の経験から、がん患者さんの相談対応は、心のケアの視点からきわめて重要であると実感しております。近年では県がん対策基本条例に基づき、行政と医療関係者、患者会等の連携で、早期発見・早期治療や緩和ケア、相談体制や就労支援等が充実してきたことを、議会などを通じて感じています。
 さらに、がんは治る時代を迎え、患者さんから治療や社会復帰への支援と共に、それに伴う「外見」への支援も求められる状況を感じています。四月〜九月の抗がん治療を行っている間、私は副作用による脱毛など外見の様々な変化を見てきました。おそらく患者の皆さんは、痛みより大きなストレスや苦痛を感じていると常々思っておりました。
 この「外見」を意味する英語で「アピアランス」支援と言われているそうです。九月の議会では、粉川議員も質問されておりましたが、アピアランスは外見と心に寄り添うケアで、外見の悩みに対応することは、病気に立ち向かう患者の皆さんの精神面を支えていく上で大変重要です。がん相談の件数は最近大幅に増大していますが、その何割かは脱毛や爪の障害、そして皮膚の変化等アピアランスといった外形の変化の悩みに関する相談もあると思っております。とくに女性の相談で多いのがウイッグ(かつら)と言われています。治療しながら職場や社会復帰される患者さんが増えている現状からみて、アピアランス支援センターの設置と患者さんの負担を軽減する為に、レンタル事業や自治体による購入費助成制度も求められています。
 県内では、今年四月から湖南市が助成を開始されていると聞いております。基本条例に基づき、議会の中でしっかりと患者さんの声を聴きながら、今後どういう取組を具体的に進めていくのか、議論を重ねて参りたいと考えております。
 尚、選挙区間内への年賀状差出は、公職選挙法で認められておりませんので、控えさせて頂きますのでご了承下さい。




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