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できるか野党共闘 参議院滋賀選挙区(改選1)
2016年1月5日(火) 第17387号|全県 ニュース
安保法制が最大の争点
この夏に予定されている参院選滋賀選挙区(改選1)は、民主党現職で同党県連代表の林久美子氏(43)、自民党新人で元経産省官僚の小鑓隆史氏(49)、共産党新人で同党県常任委員の佐藤耕平氏(33)、幸福実現党新人で同党県本部副代表の荒川雅司氏(40)の四人の争いとみられている。
林氏は昨年十二月十九日、民主党の街宣車で大津から草津市〜湖南市〜甲賀市〜東近江市〜長浜市〜米原市〜彦根市を回り安保法制廃止、雇用法制改悪阻止を訴えるなど、本番モードに突入している。
同二十日には、連合滋賀・民主党県連で「総合選対会議」を発足させた。
昨年十月に連合滋賀から推薦を受けた後は各産別の組合を回り、推薦を取りつけることに力を注いでいる。今後は各種団体にもアプローチをかけていく。
一昨年の知事選で三日月大造氏に敗れた東京工業大学特任教授の小鑓氏にとって、参院選は背水の陣だ。
同氏は、これまで週末のみだったが、最近は週のうち半分は滋賀県に帰っている。出馬表明後の十一月からは県会議員、市町議員の自宅などを一軒一軒回り、年内までに二百軒(件)を回り終えた。また十二月には、大津市中央に事務所を開設している。
小鑓氏は「安倍政権の政策と、滋賀県と国とのパイプづくりを訴えている」と語る。
共産党の志位和夫委員長が提案している「戦争法廃止の国民連合政府」構想。この動きをじっと見守っているのは同党県委員会の奥谷和美委員長。
奥谷委員長は「中央での野党共闘の動きがどこまで進むのかを見定めながら、熊本県のように野党の選挙協力が滋賀県でもできるかを模索していく。市民の戦争法廃止の声も聞きながら、民主党県連との協議をできれば行いたい。場合によれば佐藤氏を取り下げることもあり得る」と踏み込んだ発言をしている。
幸福実現党の荒川氏は野洲市出身で、福井大学工学部卒業。宗教法人「幸福の科学」滋賀大津支部長を務める。平成二十五年の参院選滋賀選挙区に同党から出馬し落選した。
一方、市民団体も野党共闘をしてもらおうと、動き出した。暮らしと政治をつなげていこうと、県内の母親らでつくる市民団体が昨年十一月、近江八幡市で「くらしと政治カフェ」を開き、社民党副党首の福島瑞穂氏、民主党県連副代表で元参院議員の徳永久志氏、共産党の宮本岳志衆院議員の三氏を招いた。
三氏とも安倍政権打倒、安保法制廃止へ共闘の必要性を語った。
市民団体のリードで、民主、共産、社民らの野党共闘が実現するかが焦点だ。 【石川政実】



















